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TV-7/Uの修理記録 11/02/2016

DSC03132.jpg

今回、非常に苦労して「修理」したのは、TV-7/Uという米軍真空管試験器でも、初期の機械です。
お客様から、送られて来たこの試験器は、外観が非常にきれいなものでした。

まず、電源SWを入れてみましたがパイロット・ランプが点灯しません。これは、大変な試験器だなーーと思って、
念のために、測定位置(=HS53460) Bレンジ BIAS=0 SHUNT=0
で測定してみると、かなりずれてはいましたが、プレート、スクリーン、バイアス電圧は検出できました。
1)
そのために、パイロットランプ 47 ランプの不良かもしれないと思って取り外し、テスターで、測ってみると
切れてはいません。OCTALソケットの右側のランプ・チェックに入れるとちゃんと点灯しました。
したがって、これは、ソケットの不良であると判断して、PL LAMPソケットの取り外しにかかりましたが、このソケットは
トランスの下の方にとりつけていますので、取り外しには2時間以上かかりました。
結局、ソケットへの「挿入」がうまくできていなかっただけでした。
2)
ようやく、PLは点灯するようになったので、電圧調整です。
このままですと、
BIAS 46ボルトDC SCREEN 126VDC PLATE 160Vと 規定電圧からはずれているので、
調整をしなければなりません。
また、相互コンダクタンスの測定は、狂っていますが、一応測定はできることを確認しました。
3)
メーター回路の電解コンデンサー15wv100uFとCR-101セレン整流器は交換しました。
4)
そうこうしているうちに、PLATE電圧が12vしか出なくなりました。
別に、どこもSHORTしているわけではないのに、急に電圧が出なくなる、しかも、
どこもショートとかしているわけではありません。
そのため、PUSHボタンSWか、電源トランス、あるいは整流管の不良を疑いました。
このお客様は、整流管やトランス、 ボタンSWなどを送ってくれていましたので、トランスを交換しました。
5)
その結果、各部の電圧を再度測定してみると、今度は、安定して電圧がでていました。
6)
ただし、無調整では、BIAS 46ボルトDC SCREEN 126VDC PLATE 160Vですので、
BIASとSCREENは、R-130によって、プレートは、R-124に抵抗を加えて、調整です。
7)
最終的には、プレート=153.5VDC スクリーン=132.2V バイアス=37.72VDC
となり、あまりうれしい値ではありません。 バイアスは、R-130のスライドを調整するとよいのですが、この試験器では
これ以上の変化はしませんでした。すこし、R-130の抵抗値が低すぎるようです。
8)
まーまーの電圧となり、最終の較正にとりかかりました。
9)
Bレンジから、始めます。94/58の6AU6を測定してみると、メーターが振り切れてしまいます。
SHUNT抵抗を測定してみると:
R-120=178.7オーム
R-121=100.8オーム
R-122=82.9オーム
R-111=112オーム
R-113=2.6Kオーム
R-114=287.4オーム
R-115=37オーム
R-118=109オーム
でした。
正規の値は:
R-120=800オーム(=回路上では300オーム前後になります)
R-121=111オーム
R-122=89オーム
R-111=112オーム
R-113=41オーム
R-114=280オーム
R-115=41オーム
R-118=109オーム

*したがって、最も悪いのはR-113ですので、抵抗箱で適正値を探ると、2.6kと並列に34.2オームを
加えると最適であることが分かりました。
10)
ところが、さらにDレンジ 6L6を用いて、調整する段になって、どうもうまく調整ができません。
結局、この試験器のバイアスVRも3Kオームであるけれど、目盛りの合わない「偽物」であることが判明しました。
11)
正規の3KオームTV-7用が到着後に、再度調整しました、
12)
(9)の調整に続いて、Dレンジ 6L6を用いての調整にかかりましたが、45/25の測定値が出ず、20以上には
上がりません。R-115と直列に40を追加してやっと40以上になりました。
以上です。

最終的:評価:
やはり、TV-7/Uは、可変抵抗器をSHUNTに使用しておらず、微調整がA/U、B/U、D/Uのように調整できません。
測定も、ある程度はできても、D/Uのようにはできません。値段的には、安いので、真空管の良否が、わかれば良いという場合には、よいかもしれません。

11/14/2016

























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