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B&K DYNA-JET 707 真空管試験器の修理

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非常に美しいお顔のB&K Dyna Jet 707A 真空管試験器です。
この機械は、ある電気関係のご商売の方から、依頼されましたが、その症状は:
6L6のような5極管を測定すると、測定ボタンを押すと、本来右へメーターの針が振れるべきですが、逆ブレ=つまり左へ振れるというものです。
これまでも、TV-7試験器などで、良く見られる現象ですので、二つ返事でお引き受けしました。

この試験機は、正確には、エミッションを測定する機械ですので、メーター感度調整か、シャント調整で直るだろうと考えて
送られてきた試験機を精査しました。たしかに一部の球は測定できるものの、肝心の電力増幅管6L6や6V6、EL34などは
すべて、逆ブレとなり測定できません。

★メーター回路を徹底的にしらべました。
1)メーター感度調整----半固定の感度調整VRを回しても変化なし
2)整流管 83 とメーター回路の6BN8 の状態を調べました。
  83の代わりに80が使用されていました。また6BN8もエミゲンしておりました。
  正規の83と交換し、6BN8もYahooオークションで4本買い求めましたが、
  4本中まともなのは1本のみでした。ともかく交換しました。
  少し右に振れるようになりましたが、触れ方が十分ではありません。
3) 右に振らせるには、メーターシャントの問題だろうと考えました。

メーター・シャントの原理は、メータと並列に抵抗Rを接続し、電流Iを分流させて、i1をメーターにi2を抵抗Rに分流させるわけですが、一般的には、メータの振れが大きすぎる場合には、分流抵抗Rの値を小さくすれば、そちらの方に大きく流れて、メーターの方への電流が小さくなります。逆に、メーターの振れを大きくしたければ、分流抵抗Rの値を大きくしてやれば、メーターの方へ電流は多く流れますので、メーターの振れが大きくなります。

この機械のメーター回路では140オームが2本はいっていました。
デジタルテスターで実測してみると、80オームでした。したがって、140オームに変更する必要があると判断し、仮に抵抗箱で代用して、接続してみましたが、変化しませんでした。メーター回路のこの部分はブリッジ回路なので、いろいろと抵抗値を試してみると40オームの抵抗値が最適と判明しました。手持ちの抵抗を組み合わせて40オームとくに4Wくらいのが必要との仕様ですが、
TV-7などでは1W型ですので、一応2Wに組みました。
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アメリカのサイトによりますと、Dyna Jetの707においては、メーターの種類とか、内部抵抗値は、回路図通りでないことや、小さな変更箇所があるようです。 実測で、抵抗値をいろいろ変えて、それで正常に動くようになりましたので、一応は「修理完了」となりました。

04/01/2016


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