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DELICA2001の修理と較正作業

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Delica2001の修理と較正作業:
三田無線研究所DELICAの製品は、昔は、精密無線測定器やアマチュア無線機などの製品や、真空管試験器製品などで有名である。また7-8年前にはデジタル表示の真空管試験器
DELICA3001Dという試験器も販売していたようであるが、当時の価格で47-8万円というような大変な価格であったようです。
ところで、今回あるお客様より、立て続けに2台のDelica2001の修理と較正を依頼されて、
首尾よく修理と較正が出来ましたので、ここにその詳細を記録したいと思います。

☆回路の構成と部品について:
整流管の測定は、エミッション/ほかは相互コンダクタンス測定という点では米国のHickokの真空管測定器とほぼ同じであるが、次の点が違います:
A) 測定結果を指示するメーターはHICKOKの場合には、TV-2では100uA TV-7では200uAの高感度な直流メーターを使用している。
B) DELICAの場合には、1mAのメーターを使用している。しかし、内部抵抗の小さい特注のメーターであるために、市販のメーターで代用することは出来ません。
C) 測定のための、各真空管の設定は、ロータリーSWではなく、プッシュボタン式を使用している。 使用には、分かりやすく便利であるが、故障したら部品を求めることはまず出来ない。
(=この点では、HICKOKや他の民生用の米国製真空管試験器も同様であり、
 特殊部品が壊れたら、壊れた同種の試験器を探してきて、それから部品を取得するより他には、部品を得る方法はないようである。
D) 軍用の試験器の場合には、大変な数の台数が、戦争目的のために、HICKOK本社だけでなく、ライセンス生産によって、多くの会社によって大変な数の台数が生産されたためでしょうか、現在でも、部品を入手することが容易です。
E) 民生用は、使用している部品の材質は、ベークや銅製の接点であるが、軍用には 
タイト製や銀製の接点が使用されているし、トグルSWでも耐用力のあるものが
使用されています。
F) 補修・修理には、修理マニュアルは存在しないし、回路図と取扱説明書のみで、
各部の配線をたどって、部品を確かめないといけない。
このことは、軍用のTV-7などは、第二次世界大戦のころ、真空管を使用した無線機の補修・修理をするために使われたと思えますが、戦争の前線で使用されるために、英文マニュアルには、ひとつひとつの部品の名称や配置が書かれていますので修理も短時間でやれます。
G) DELICAの試験器は、少なくとも1960-75年の「真空管時代」の終わりの頃に製作されたようですが、内部のshunt抵抗の数は、hickok 800A 600A あるいは 
6000Aなどと同じ程度のSHUNT抵抗数で、15000/6000/3000と三段階です。
H)しかし、真空管時代の後期の生産である証拠に、調整のための仕組みは、固定抵抗ばかりの試験器でなく、TV-7B/UやD/U のようにLINE-ADJUSTや、15000/6000/3000のレンジで可変抵抗器によってシャント調整が出来ます。
I) 現在入手できるDELICA2001のバイアス電圧調整用の可変抵抗器は、同じ3Kオームを使用しておりますが、当初使用されていたような均等目盛りとなるテーパーの特注VRではなく、おそらくは市販のB型カーブ(テイパー)の可変抵抗器であるために、正確なバイアス電圧をかけることが不可能になっています。
 
☆ DELICA2001 前期型と後期型の違い:
前期型:アメリカのhickokの試験器とほとんど同じように整流管が使用されていますが、83の代わりに5Z3が使用されています。5Y3も使用されています。
☆ 後期型においては、整流管の代わりにS-05Aを2個づつ使用して両波整流が使用されていますが、電解コンデンサーなどの使用がされていないので、取り出されるのは脈流です。デジタルテスターではプレート電圧、スクリーン電圧は正しく読めません。
☆ 米軍TS-352B/U(=ME-9)などの 1v/1k ohmの計測の回路計で測定すると、6L6の設定で、後期型、プレート158V スクリーン 133V バイアス電圧
100目盛りで44.5Vが検出されました。前期型では、プレート155V スクリーン 127.5V バイアス電圧100目盛りで41.2Vが検出されました。
TV-7などと同じように、真空管の代わりにシリコン整流器に変更すると、
電力消費が変わるので、どうしても各部の電圧が高くなります。
精度の観点から見ると、前期型のほうが正しく測定できKるのではないでしょうか?

 DELICA2001の取り扱い説明書/配線図/設定データーの入用な方はKEV TUBE LABOまでご連絡ください。
E-MAIL cfaax409@jtw.zaq.ne.jp

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