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メーター検査器-TS-656-の概要

TS-656metertester.jpg

アメリカから「真空管試験器」を輸入して、日本で売りさばく」という仕事に着手して、遭遇したのは、当初は
不良品であるTV-7やTV-2試験器を高値で売りつけられる」という事件ばかりでした。

☆英語が多少分かっても、言葉の表現の裏に潜む「虚偽」の言葉の言い回しでした。
「私の祖父が使っていた--彼の話では、数年前までは正常に動いていた」
「長年父が使っていた」
「estate saleで購入した」
「叔父が使っていたもので、数ヶ月前まで使っていた」

等々-----こういう表現を信じて、値段のやすい$350.--から$400.00-くらいの試験器を購入しました。
10年ほど前には、アメリカ人は、SHIP TO USA  ONLY(=送付はアメリカ国内のみ)がほとんどでしたので、取引をしたことのあるアメリカ人に、当方の「代理人」になってもらって、購入をしてもらって、30%くらいのコミションを支払って、試験器が何台かたまったら、一括して送付してもらい」到着したら、点検・修理して日本で販売するという商法です。現在でもこの商法は可能ですが、アベノミックスによる円安と真空管試験器自体数が
少なくなってきており、上質できれいな真空管試験器は少なくなってきているのは事実です。

☆上記のような表現の試験器は、手を出さないほうが良いのです。
本当は「私自身入手して、方々を修理してみたけれども、どうしても原因が分からないので、放出します」
というのが本当の理由のようです。
☆まれに、出品者が「本当」のことを言っていて「操作方法」が分かりません。検査はしていませんが、
現状渡し AS IS」で出品します」と言って出品されていた試験器が本当に「すばらしい」ものであることも
まれにあります。
☆英語が読めても、このような英語表現の「裏」が読めないと、損をすることが多いのがこの貿易の世界です。
3台輸入して1台が、良品であればまずまずの成績でしょう---使い物にならないTV-7やTV-2が当方ではごろごろころがっています。
☆もちろん、人間ではなくて機械ですから「直そうとして直せない」試験器はないはずですが、1台を直すのに、
数週間--数ヶ月の時間を要するもの---あるいは、壊れている部品が「現在では入手ができない」ものの場合には
部品取用として利用するほうが賢明です。
☆軍用の試験器では、修理中に机から落としてしまって、ベーク製のSWやロータリーSWが壊れてしまったものや、廃棄処分とするために、故意にメ-タ-を壊したり、ロータリーSWの接点を破壊したり、配線を切ってしまったり、巧妙にパネルの裏に抵抗を入れて整流管への高圧の電圧を下げていたのも見受けました。

☆中でも、不良メ-タ-ではないとしても、同じサイズのDCメ-タ-に「本物」のTV-7メ-タ-の目盛板を取り付けて、外観を整えて、さも正常なTV-7と見せかけて販売していたものも多数ありました。

☆修理・較正」を試みる場合には、まず、メ-タ-の検査をする(FUNCTION SW 5 の位置で、
メ-タ-回路は切り離される)さらにshuntの値が正常かどうか」検査をするのが大原則です。

おおよそ、真空管試験器の修理で、破損しているのは、メ-タ-/バイアスVRなどですが、国内では
新品製造してくれるところはありませんので、当然アメリカで調達になります。

☆以前、知り合いになった香港のオーデイオ店の李 洪威氏は、台湾や香港の中古品・使用に明るく、倉庫に多数のさび付いたTV-7を所有していて譲ってもらいました。またWESTERN ELECTRICのトランスや線材などもいっぱい譲ってもらいました。

以前TV-7のメ-タ-の検査には、1.5vの電池に10-30kオームくらいの可変抵抗器を直列につないで、メ-タ-が断線していないかどうか」の検査をしていました。その程度の検査なら、このような「簡易」な測定でよいのですが、規格の違うDC METERが取り付けられている場合には、やはり本格的なメ-タ-検査機械がほしくなり、
アメリカのFAIR RADIOにあった軍用のTS-656を入手しました。大阪のある会社の社長さんと一緒に輸入しました、現在はご本家アメリカでも入手できない検査機械であるようです。日本でこれをもっている人は数人でしょう。---TS-656であると、ほとんどすべてACあるいはDCの電圧計や電流計が検査できます。
本体のメ-タ-で、100uAを読み取り、被測定メ-タ-へ電流を送り込んで同じ表示になるか測定します。

☆TV-7は200uA、TV-2は100uAのDC電流計、TV-10は50uAを使用しているものと100uAを使用している機種がありますが、EMISSION式の試験器のように単純ではなく、同じ形のメ-タ-にTV-7やTV-2のメ-タ-SCALEを取り付けても、使用できません。メ-タ-の内部抵抗が違う(メ-タ-の感度が違う)ので、おなじ電流を流しても、指示する値が違います。たとえば、TV-2に普通の200uAのメ-タ-を使用したら、振れは半分です。

☆メーターを改造すれば良い」ということになるでしょうが、軍用のメ-タ-は密閉式で、ガスバ-ナ-で溶接しているので壊さないと内部をいじれません。

☆メ-タ-修理は、非常に「難しい作業」です。ちょっとしたことで、メーターの右端までOVER SCALEすると
高価なメ-タ-の針が曲がり、針が目盛板に引っかかるようになって使用不能となります。
単純作業であるからと、メ-タ-を分解して修理を試みて、一瞬でメ-タ-を壊してしまいます。
ご自分で直そうとせず、当方にご相談ください。当方の友人で「メ-タ-修理の名人」がいます。
安い修理代金でメ-タ-を救ってくれます(-ただし絶対直ると言うわけではありませんが「素人」よりは
難しい修理ができます)

以上、種々記述しましたが、真空管試験器修理の現場で遭遇する問題について書きました。

20140213














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