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TV-7A/UとTV-7/Uの修理しました。10/25/2016

tv7repairBBBBB.jpg
今回行った修理は、TV-7A/UとTV-7/Uでした。

1)TV-7A/Uの方は、Line-Adjはできるが、Gm測定ができない」というものでした。
点検設定 HS-53460 Bレンジで見てみると、プレート、スクリーンは正常に電圧は出ているが、バイアスは、バイアスVRを目盛り100までまわしても、変化せず、143VDCという異常な電圧である、そのためにBIAS Potentiometer の不良が疑われました。
そのため、テスターOHMレンジで調べてみると、TV-7用の3KオームVRは「断線」していました。
手持ちに中古のBIAS VRがあったので、取り替えてみると、正直なもので、ちゃんと測定できるようになりました。
*TV-7修理の「泣き所」は、修理すべき箇所、取り替えるべき部品が分かっても、特殊部品が多いので、それらを入手できるかが、修理の可否となります。 部品入手で困っているお方がおられましたら、当方までご連絡ください。
連絡先=Email: pphhiil@yahoo.co.jp  ☎=073-481-1208/080-6132-7555/090-1911-7488
2)TV-7/Uの不調は、かなり重傷であった。
A)まずPLが点灯しない。
B)測定も、もちろんできない。
C)しかし非常にきれいな試験器である。
といったものであった。
電源トランスの断線か、それともフューズ・ランプの故障かと思って調べると
PL ランプのソケットなどの故障でなく、単にランプがただしく装着されていなかっただけでした。
しかし、ソケットはトランスの下の部分で、非常にわかりずらいものでした。 47ランプは上部から、取り外しもできない状態でした。
(約5時間かかってやっとソケットを取り外し、47ランプを挿入しなおしてから、点灯するようになりました。
通電が確認できたので、電圧測定をしてみると(HS53460)
プレート 151.7v
スクリーン 132.6v
グリッド    38.2v
いずれも、正常な電圧が検出できました。
LINE-Adjustも正しくできました。
6AU6/6L6/12AT7の測定も、値がずれているけれども、一応できましたので、
シャントの調整さえできれば、直るだろうと思って、楽観していましたが、そのうちに、測定ができなくなりました。
プレ-ト電圧が1.2Vしか出ていません。
そのため、PUSH BUTTON SWの故障か、トランスかいずれかの以上と考えて、
R-103 47オームを起点として、ソケット--R-103まで、またR-103から83の出力側までの導通があるかどうかを調べましたが、異常がないため、トランスを交換することにしました。

トランスを交換してから、点検してみると、今度は安定して電圧は、出ています。
そのために、今度はシャントの調整に取りかかりますと、どうしても調整できません。
以前にも,こういうことがあったので、よく調べてみると、バイアス電圧設定用のVRが正規のものではなく、抵抗値も2.9Kオームの
ケースカバーのつかない黒色のVRでした。
*交換用のBIAS VRが到着しましたので、早速交換しました。
*しかし、やはり、このままでは、正しく測定しません=
1)まずR-113の抵抗値が普通は、41オームのはずですが、この機械では2.6kオームもあります。並列に抵抗を加えて、修正しました。これで、Bレンジの測定値は適正となりましたが、今度はDレンジの調整に移りました。
しかし、測定値は基準値の半分くらいしか有りません、R-115と直列に45.6オームを加えてちょうどくらいの値に成りました。
Cレンジは、R-114で調整しますが、測定してみるとまったく正確でした。

ただ、このTV-7/Uという試験器は、すべて固定抵抗器ですので、TV-7A/U--TV-7D/Uなどのような、可変抵抗ではないので、
細かい調整は出来ません。2-3目盛りが違うことは、仕方がありません。
この試験器の場合に、Bレンジのシャントの抵抗値が40オームが2.6Kオームと大きすぎたので、メーターが振り切れるために、抵抗を並列につないで、測定値を下げて、適当な値になりましたが、今度は、Dレンジで既定値の半分以下になりましたので、直接にR-115に直列に抵抗をつないで、適正な値を読むようにいたしました。
DSC03131.jpg
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2016/11/03


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TV-7A/Uの修理体験記 2016/10/20

SHUNT RESOSTORSTV7AU
今回、依頼を受けましたのは、米軍の真空管試験器 TV-7A/Uでした。
故障の内容は、測定時において、測定値を示すメータの針が、逆に振れるというものでした。
修理の定石として、HS-53460 B レンジで OCTAL ソケットにて、各電極における電圧が来ているかどうかの点検:、
1)プレート 150+-3v =152.3v
2)スクリーン 130+-3v =131.3v
3)バイアス 40+-2v =41.67v
と範囲内です。
フィラメント電圧も正常ですので、真空管試験器修理14年間の経験から判断して、メーターシャント抵抗の異常です。
*手持ちのDANIEL NELSON 基準管でB、C、D レンジで実際に測定してみると;
B RANGE 6AU6 86/58 が 20/58 しか表示しない 。
C RANGE 12AT7 74/50、88/50 が 50/50、60/50 しか表示しない
D RANGE 6L6 45/25 が 逆振れして、測定できません = 押し釦SW(1)を押し下げると:
  プラス側へわずかに振れます。
SHUNT RESOSTORSTV7AU
TV-7A/Uの場合には、TV-7D/Uのようにすべての調整が可変抵抗器でというようには行けませんが、B、C、Dの各レンジが、可変抵抗器で調整できます:
*基準管によって、基準値に合わせてゆきます。
R-113--R-115--R-114は、つながっていますので、1つ狂えば、すべての測定値が狂います。
*R-113 うまく調整できました。
*R-115 うまく調整できません。この可変抵抗器は、正規のものではないようです。
 測定してみると1000オームもあります=回路図では41オームです。抵抗箱で、試行錯誤で実験的に試してみると
 45.5オームを並列接続すると、合成抵抗値38-43オーム間変化します。
 この作業により、R-115でただしく、調整できました。
*次に R-114の調整ができました。

最終評価ですが、DANIEL NELSON 氏の調整方法において:
第二段階=6L6を用いて、Dレンジで測定後、Bレンジに切り替えて、バイアスVRを右に一杯回してから、針を壊さないように、
VRを時計反対方向に少しずつ戻して、フルスケールにしてから、Cレンジに切り替える」とメーター指示が半分の60になるというのは、試験器によっては、かなり違います。
*これがきっちりと60を示すもの、+-2メモリはざらにありますが、本器では64くらいでした。まーまーのレベルです。
つまり、ここいら辺が本器のレベルです。
あとは、メーターのダンプ・コンデンサーとCR-101のセレン整流器をシリコン整流器2個と交換して、本器の修理と調整は終わりました。
*修理時間は約5時間かかりました。
ご自分でもできますが、当方での修理・調整をご希望の場合は、下記へご連絡ください。
Email: pphhiil@yahoo.co.jp 電話: 080-6132-7555/090-1911-7488
KEV TUBE LABO 渋谷 吉孝
 








 







 

TV-2C/UとTV-2B/U修理体験記(戦い終えて夜が明ける(2))

4月の末に、九州のお客様で、当方へ7台のTV-2真空管試験器の修理を依頼される方がおられました。
久しぶりのTV-2試験器で、たのしく対応させていただいたのですが---

10年ほど前に、アメリカ・メリーランド州のAngelaというオーデイオ店から、友人と共同して、100台ほどのTV-2真空管試験器を輸入し、修理・較正してきたわけであるが、近年TV-7やHickokの民生用機種、さらにTV-2なども、ますます修理のむずかしいものが多くなってきた感じがするのである。

今回、ご依頼をくださった方のTV-2A/UやTV-2C/Uなど、7台のうち、トランス交換をなどを含めて5台は比較的楽に修理出来たのであるが、のこり2台は非常に修理の難しいものであった。

特にということで、2台のうちのTV-2C/Uを修理にとりかかったのであるが、スクリーン電圧がうまくでないために電源トランスを交換したのだが、やはり、スクリーン電圧が出てこない。そのために、依頼主のご許可をいただいて4ケ月もかけて、少しづつ原因を探していたのだが、どうしてもわからない。この方の入手された元の持ち主も、苦労して故障原因を探した形跡があり、小さなサブミニチュア管の配線が切られていた。いつものように、原因がわからないときには、配線図のコピーを何枚も作って、探していったのであるが、どうしても、わからないので、念のため。シャーシを上げてみたところ、プレート・スクリーンレンジSWのウエハーがわれていたのである。1枚かしらと調べてみたら2段目も、そして分解してみたら3段目も割れていた。
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こういう割れ方は、おかしい。何らかの原因で機体を落としたのであれば、ほかのSWも等しく壊れるはずであるのに、このSWだけ壊れるというのは、おそらくは米軍が「廃棄処分」にするときに、故意に破損させたものであろう。

三段目も割れていたために、1-2枚ならーウエハーのみ交換しようと考えていたのだが、3枚も割れていたらこのロータリーSWは、
SW全体を交換する方が、ましであるが、しかし、もう一台の「部品取り用」として提供されたものの方が程度が良いので(=もう一台のTV-2B/Uの方が、グリッド電圧のみ検出できない)こうしたものの方が修理しやすいので、依頼者の許可をいただいてから、TV-2B/Uの方を修理することにした。これは、トランス交換が必要かなと思って、調べたところ、予備の電源から、電圧を加えても、やはり、ソケットまでGrid電圧が来ていない。真空管試験器の修理屋を名乗ってから10年以上もこういうことをしているのに直せないでは恥のかきっぱなしとなるので、徹底的に、故障箇所として考えられるすべての箇所を調べていった。
R-52が、機械からソケットまでの「関所」である。そのため、その抵抗の先のソケット部分で具合が悪いのか、それともR-52までの
部分で悪いのか=を点検するために、線を1本外してみました。
すると、GRIDMETERがスムーズに動くではありませんか。でも、元通りにつなぐと電圧は振れません。
そのため、回路図をにらみながら点検していると:
R-34=3990オームが、4.9Kオームとなっているではありませんか、バイアス電圧のプラス側から出ている部分です。
この抵抗値がおかしいということになり、抵抗を外して、抵抗箱で、3.9キロオームを入れてみると全く正常に動きました。

これで、正確に動くようになりました。昨夜は夜寝ない作業し、今日夕刻やっと直りました。
たったの1Kオームですが、経年変化のために、測定ができなかったようです。
仕事とはいえ、機械が正常に動くようになれば「万歳」です。本当にうれしくなります。DSC03108.jpg
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10/16/2016/



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