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不動真空管試験器の修理方法/これしかない究極の方法(1)

schematic666666.jpg
真空管試験器TV-7を海外から輸入して見たが、どこか部品が悪いのか、あるいは、どこかの配線がはずれているのか、どうしても、測定できないというのがあります。

1)点検の定石は HS53460 RANGE B BIAS 0 SHUNT 0 FILAMENT 6.3V です。
2)BIAS 40VDC+-2V SCREEN 130VDC+-3V PLATE 150VDC+-3V
この電圧は普通のDIGITAL TESTERでは BIAS 40VDCまでしか測定できません。SCREEN および PLATE は TS-352
(=ME-9)回路計= 1V/1000 OHM,での測定値です。DIGITALで測定するとSCREENは 198V、PLATEは220Vくらいの値が測定されます。
3)GTソケットに何も挿入しないで、電圧測定が正しく」ても、機械が動かない」という故障はいっぱいあります。特に近年、そのような故障が多くなっており、オークションで販売されている真空管試験器の多くは、「修理しよう」とがんばってみたが、どうしても故障原因がわからないために、安値で販売しているというものが多いのです。
4)このような試験器は、どこか「目に見えない」部分で、スイッチの接触不良や配線が切れている」といった故障であり、特別に部品が壊れているというような故障ではないので、いわば「動物的な直観やカン」といったものも必要ですが、そうでなしに科学的に
それを解明するテクニックをご紹介したいと思います。
A)まずやさしい「整流管」の測定回路です。TV-7のMANUALから2-3枚コピーを取ります。
MANUALのない方は、この写真をプリントしてください。
B)テスターのオーム計で導通を調べてゆきます。
C) メーターの配線は-側を一応外しておきます。
D) 1-2 3-3B(=PUSH SW 7を押す)  4-5  A-6  A-7  
E) この検査で、導通のない部分が故障です。色線でその部分をたどってさらにその部分の導通を調べれば、故障個所がわかります。
F)できるだけ配線を外さないで、調べる方がよいのですが、回路の関係で、外さないと、反対方向の導通をはかっているかも知れませんので、1ケ所はずしてみるとよくわかります。

B)相互コンダクタンスの測定も整流管の測定も両方ともできない。あるいは整流管のみ測定できない、または、相互コンダクタンスのみ測定できない」と故障はいろいろありますが、いずれにしろ、できるだけ短時間で「原因を解明」して対処したいものです。

C) 上記の整流管回路のチェックと同じ方法で、故障回路を調べると。どこに接触不良があるのかが分かります。

D) 相互コンダクタンス回路の点検方法です:
schematiC888.png

E) 1-1B 2-2B 3-3B 4-4B 5(6SK7の8番PIN--R-103を通って)-5B 6-6B 6B-7B 7B-7C 7C-6C というように
各部の導通を調べます。
cf. この際にDIGITAL TESTERですと、ブザー音で知らせるレンジまた、アナログ・テスターですとオームレンジで
すと針が大きく振れるのでわかり安いですが、メーター回路はDIGITAL TESTERの方が安全かもしれません。
F) この部分は、回路が複雑ですので、場合によっては、1か所か2か所配線から外した方が良いでしょう。
G)アメリカの真空管試験器の専門家も同じ方法をとっていますが、一番楽な方法でやっています。
1) 同じ機種の真空管試験器を何台か買い揃え、ポイント・ポイントで「抵抗値」を測定する。
2) これだと回路の配線を外さないで異常個所の「発見」ができます。
3)彼らと同じ方法で検査するとすれば、7-80台のありとあらゆる真空管試験器を所有する必要があります。

G)TESTERのテスター棒で測定しながらPUSH SWを押さないといけない部分があります。
  わに口クリップで加えてから、SWを押すとなんとかできます。

以上で、この修理方法の解説といたします。
★上記の回路図は「簡易図」であり、実際の配線はもう少し複雑なところがございます=故障個所が判明して、原因箇所が分かれば詳しい回路図で、赤鉛筆で電気の流れをたどって、個々の部品の良否を調べてください。


素人であれ、プロであれ、この修理方法が、「最終的な」修理方法です。時間はかかりますが、電圧がかかっているのに測定できないのは、こういった接触不良が原因です。
どうしても、修理がご自分でできない方は、当方までご相談ください。
「持ち込み修理」「あるいは宅配便でのご送付」いずれでもOKです。
KEV TUBE LABO  
渋谷 吉孝
073-445-7488
080-6132-7555 
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難攻だったTV-7D/Uの修理記録:

tv7DU0822222.jpg

7-8年前に、当方で較正を承った大阪のお客様から、久しぶりに「再度較正」してほしいということで、米軍TV-7D/Uが朝におくられてきた。
かんたんに点検してみると、ちゃんと動作するし、電圧もそれほど狂っていない。
これだと1-2時間で作業は完了するとたかをくくって、ジャー月曜日には「ご返送しますね-」とtelして、作業にとりかかったのである。

1)メーターと並列のダンプ・コンデンサーは、はずして、アナログテスターで調べると、メーターが振れたままで戻らない。
完全にリークしている。さっそく50wv100uFと交換。
2)次に、CR-101 セレン整流器の検査をしてみると正逆、いずれでも抵抗計は振れる」のでシリコン整流器に交換。
3)R-102 R-103 R-104の3個の47オームは交換してもいいのだが、測定し、外観もみてみるとかなり良好であったので、
交換は、しなかった。
各部の電圧を測定し、また0-ADJも元気良くなったので、これで、各shuntの調整すれば、午後3時には終了できるわい」と思って
HS5-3481 6L6を測定してみると、相互コンダクタンス測定が」まったくできない。
驚いて、6AU6や12AT7を測定してみるがまったく針が振れず、測定ができない。
仕方がないので、TV-7のMANUALにしたがって、6SK7の設定でMANUALどうりに電流の流れにそって、回路をたどってみるが
どこも、ちゃんと導通がある。
各部の電圧もローターSWに沿うってソケットまでほぼ正しい電圧がきている-----
念のため、5Y3を用いて JS0-4000 および JS0-6000でemissionの測定もやってみたが、驚いたことに5Y3の測定すら出来ない。
以前も同じような故障で苦労したのであるが、こんなときには、メインテナンスマニュアルの「簡易回路説明」の回路図から辿るのが一番よい。数時間かっかったが原因として、メ-タ-のプラス側からshunt VR 150ohmまで導通がないのが判明した。
でも、どこで切れているのか」が分からず、仕方なしに、実際の線をたぐって調べると、結局プッシュボタンSWの0-ADJの
接点のところで、どう通が切れていて、push button SWの接触不良であった。すこし磨いて、受けのほうも曲げ直してやると
まず、5Y3の測定ができるようになった。さらには、相互コンダクタンスの測定ももちろんできるようになった。

考えてみると、CR-101をとりはずしたときに、なかなかはずせないので、PUSH BUTTON SWをPANELから、はずしたのが、わるかったのであると思うが、やはり少し動かしただけで、接触不良になるとは、やはりもともと接触の問題があったのではないかと思える。
それにしても、ちっとでできると思った修理・点検であるが、12時間もかかってしまった。
この手の故障はこれまで、4-5台は扱ってきているが、たどり着けば「簡単な原因」であることが多いのだが、その原因に行きつくまでは、文字どうり、地を這うような「血みどろ」の検査が必要であると思えますが、これはわたしjのような、電気が専門でない人がやるからであるともいるけれども、実際の修理となると「電気知識」のみではだめで、やはり「手探り」で見て行かねばならないこと」であるといえましょう。
2015/0615/記す







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